バック駐車のコツ
ペーパードライバー必見!バック駐車と車庫入れのコツを徹底解説

ペーパードライバーにとって、バック駐車や車庫入れはハードルが高いと感じるポイントのひとつ。でも大丈夫、ちょっとしたコツを知っておくだけで、スムーズに駐車できるようになります。最初は不安かもしれませんが、焦らずにコツを掴めばきっと自信がつきます。ゆっくり、確実に練習して、バック駐車を克服しましょう
まずは練習前の準備をしよう
ペーパードライバーがバック駐車の練習を始める前に、しっかりと準備をしておくと安心感が違います。バック駐車に苦手意識を持っている人ほど、この準備をしっかりしておくことで、落ち着いて練習できるようになります
1.練習する場所を選ぼう
最初の練習場所は、広めで車が少ない駐車場がおすすめ。例えば、大型ショッピングモールの平日の空いている時間帯や、広い公園の駐車場などがベスト。周りに車が少ないと、プレッシャーが少なく落ち着いてバック駐車の練習ができます
駐車場の中での適正なスピードは時速8km〜10km程度。これは人が歩くくらいのスピードなので、落ち着いて操作できます。スピードが出すぎると焦りやすくなるので、ゆっくり慎重に進めるのがポイント
ただし、大型ショッピングモールの駐車場を使う場合は、お客さんが多い時間帯を避け、長時間の練習は控えましょう。混雑する時間帯は周りの車の動きが多く、焦ってしまうことがあるので、できるだけ空いている時間帯を選ぶと安心
2. 車の状態をチェックしよう
練習を始める前に、ミラーやシートの調整を忘れずに。特にミラーはバック駐車の際に重要な役割を果たします。サイドミラーは、後輪付近が見えるように調整すると駐車しやすくなります。シートの高さも、自分がしっかり視界を確保できる位置に合わせておくと安心
また、車のサイズ感を把握することも大切。バック駐車の際、どこまでバックすればいいのか分からなくなることがあるので、車の長さやタイヤの位置を確認しておくと、距離感を掴みやすくなります
3. イメトレで駐車の流れを確認しよう
バック駐車が苦手な人ほど、事前にシミュレーションをしておくと安心感が増します。どこでハンドルを切るのか、どのくらいの速度で進むのか、頭の中でイメージしてみましょう。実際の動きをイメージできると、いざ駐車するときに焦らずに済みます
4. 焦らず、マイペースに
練習はゆっくり、マイペースに進めるのがポイント!何度もやり直すことがあっても全然OKです。「失敗して学ぶ」と思うと、気が楽ですよね。焦らず、落ち着いて取り組むことが一番大事です。
駐車の練習場所は
大型ショッピングモールが
おすすめ!
①ショッピングモールや大型店舗の駐車場
ショッピングモールや大型スーパーの駐車場は広く、比較的空いていることが多いです。特に営業時間外やオープン前の時間帯に行くと、さらに広いスペースが確保できます。例えば、大型スーパー、ホームセンター、ドラックストアなどがいいでしょう!なお、他のドライバーさんがどのように駐車をするのか遠いところから見て観察学習をするのもありですね。
②公園や地域センターの駐車場
公園や地域センター施設の駐車場も広いことが多いです。まずは近くにある公園や施設を探してみましょう!特に利用者が少ない時間帯に行けば、広々とした空間で練習できます。
駐車と車庫入れ前に
これだけは知っておこう
ミラーの調整

座席の位置が決まってからミラーの調整を行いましょう。
これから運転することを考えて、まずは自分の位置を確認し、運転席から実際に見ることを想定して調整することです。
後方・左右もしっかりと確認が行えるように、ミラーの位置を調整しましょう!
まずは、ルームミラーです。座った位置から後方の窓枠全体が見えるように、左手で調整しましょう。
サイドミラーの調整

LRと書かれた左右切り替えスイッチで、左右どちらのサイドミラーを調整するのかを選択します。
右側のミラーを調整する際は「R」、左側のミラーを調整する際は「L]にスライドします。
どちらかにスライドした後、MIRRORと書かれた十字キーで上下左右の調整を行います。
左右で見たときに、サイドミラーの車体側に車が1/4程度映るように調整します。

上下で見たときに、地面がサイドミラーの4割程度を占めるように調整する
ひと通り確認を終えたらシートに座り直し、再度ミラーの位置が適切か、見直しをしましょう!
なお、ドアミラーを閉じるときは、格納スイッチを押せば自動で閉じることができます。駐車する際に活用しましょう!
シフトレバー
シフトレバーの操作方法は、車の種類(マニュアルまたはオートマチック)によって異なります。以下に、一般的なオートマチック場合の操作方法を示します。
「P・R・N・D・S・L」等のアルファベットが書かれているレバーです。

P パーキング:駐車する時にキーを抜いたり、エンジンをかけたりするときの位置。
R リバース:バックするときの位置。
N ニュートラル:エンジンの動力がタイヤに伝わらない位置。一時的な停止の時などに使います。
D ドライブ:走行するときの位置
S セカンド:エンジンブレーキを効かせる位置。下り坂などで使います。
L ロー:強いエンジンブレーキを効かせる位置。急な下り坂、坂道発進などに使います。
※車種により、Sは「2」と表記されている場合もあります。主に使用するのは、P・R・Dの3つです。
ハンドル操作

ハンドルと車の動き

特に難しいことはありませんが、ハンドルを右に回すと右へ進む!左に回すと左へ進みます。
駐車場のタイプは2つ
1本の線

2本線

駐車位置の区切り線のタイプは2種類あり、1本の線により駐車位置が区切られているタイプと2本線タイプのものに分かれます。
どちらも幅は同じくらいなのですが、2本線の方が内側の線に合わせる必要がある分、より正確な操作が必要になります。
どちらのタイプであってもドアを開けて乗り降りするのに十分な幅が確保されています。
バック駐車の
基本的な考え方
1.バック駐車は車体後部から入っていく作業
2.車体後部の方向を駐車位置に向ける
1.バック駐車は
車体後部から入っていく作業

「後ろから入っていく」イメージをつかもう!
バック駐車って、なんとなく難しそうなイメージがありますよね。でも、実は基本を押さえればそんなに怖くないんです!今回は、「車体の後ろから入っていく」というシンプルな考え方をお伝えします。
①車体後部が主役!
まず、バック駐車の一番のポイントは、車の後ろ部分を駐車スペースに入れていくこと。バック駐車って、どうしても「車全体をうまく動かさないと!」って思いがちですが、後ろが先に入るって考えると少し気が楽になります。焦らず、「後ろが主役!」と覚えておきましょう。
②どのタイミングでハンドルを切るか
バック駐車は、まず車を駐車スペースの前にまっすぐ止めて、そこから後部を入れていきます。ここでのコツは、「どのタイミングでハンドルを切るか」。自分が止めたい場所の近くに来たら、ハンドルをゆっくり切りながら、車体の後部を少しずつ駐車スペースに滑り込ませていくイメージです。
③ゆっくり進むのがカギ
バック駐車は「ゆっくり」が鉄則。スピードを出すと、うまく調整できなくなるので、焦らずにじっくり進んでみましょう。ちょっとでも角度がずれているなって思ったら、一度前進して調整してもOKです!むしろ、それが安全な運転のコツですよ。
④サイドミラーを活用しよう
サイドミラーは駐車の強い味方!後ろに入っていくとき、左右のミラーをしっかり見て、車体が真っ直ぐかどうかを確認しましょう。慣れてくると、「あ、この位置なら大丈夫!」と感覚がつかめてきます。
では、この「車両後部から入れていく」ことはなぜそんなに重要なのでしょうか?
内輪差の特性を活かして、
バックで駐車する
バック駐車は慣れるまでちょっとドキドキしますよね。でも、「内輪差」の原理を使えば、スムーズに駐車できるんです!
今回は、内輪差を上手に活かしてバック駐車をする方法をお伝えします。内輪差って覚えていますか?
例えば、 前進しながらハンドルを切ると、後輪が前輪の内側を通ります。これを「内輪差」といいます。
逆にバックをしながらハンドルを切ると、前輪は後輪の外側を必ず回ります。
バックはこの特性を利用します。後輪がコンパスの針のように起点となってクルッと回ります。
この原理を使うんです。例えば右バックの場合、駐車場の右前の角を内輪差の内側にうまく入れることができれば、スムーズに車庫に入ります。
駐車・車庫入れ
進行方向右側に入れる場合
簡単な右バック(入れたい駐車スペースを右手に見るケース)にまずはチャレンジしてみましょう。
ポイントは右前の角を狙います!
この駐車場の場合、片側に二本のラインがあります。

この内側のラインの先に角があると思ってください。その角を狙って右バックします。運転席から後輪が見えやすいので、右バックで練習します。
入れたい駐車スペースを右手に見ます。
1.駐車スペースと車体が
垂直になるよう車を移動

まずは、駐車スペースと車体が垂直になるよう車を移動しましょう!
駐車スペースと車の右側の間隔は60~70cmくらいが目安です。右側に寄っていれば、後続車が来た時も左側を抜いて行ってくれます。
このように、運転席が駐車スペースの右のラインの手前まできたら、一度車を止めて、バックミラーとサイドミラーで周りをみます。後続車や歩行者がいないかをしっかり確認します。後続車や歩行者がきたら、通過するまで待ってください。
ハザードを点灯

それでは駐車を始めるので、ハザードをつけてください。ハザードをつけたら、目一杯ハンドルを左に切りながら前進します。
※ハザードランプは周りに「今から駐車しますよー」という注意喚起です。
2.車体が車庫に対して45度になるまで、
左にハンドルを切りながら前進します。

垂直なった車の位置で、止まったままハンドルを左一杯に切り前に進みます。車の右側面の延長線が入りたい車庫の中心に揃うまで前進します。
45度を確認する方法
右ミラーの中で、駐車場の左ラインがちょうど消えたくらいが45度です。また、一度車から降りてから確認することもいいですね。
最初はなかなか感覚が掴めないですが、何度も練習すれば慣れていきます!
3.45度になったら、
目標ポイントまで進む

決めた位置で止まったままシフトレバーをRにします。また、ハンドルを反対右にいっぱいに切り返し、クリープ現象を利用して、ブレーキで調整しながらゆっくりゆっくりバックします。

ドアミラーを見ながらゆっくりバックし、車右後輪が目標ポイントに揃うまでバックします。
4.車を真っ直ぐに
角が内輪差の内側に入っているので、ここからハンドルを右にいっぱい切って、バックします。すると後輪が起点になって、自然に車庫に入っていきます。

右のラインの角をかすめるように、右の後輪が通過します。ハンドルを右に切っていると、駐車スペースに対して車が平行になる瞬間がきます。
5.真っ直ぐに入れる

ここで一回停まってハンドルを真っ直ぐに直し、右の後輪を駐車スペースの右前の角めがけて、そのままバックします。
目視でバックします。ドアを開けて見ても大丈夫です。
ここは輪止めがない駐車場なので、スッといかないように注意。輪止めがあっても、ブレーキを利かせながら進めないと、乗り越えてしまうこともあるんだとか。それは恐ろしい!!注意しましょう!!バックモニターのある車の場合は、モニターを見ながらバックすると安心ですね。
バックミラーを見ながら、そのまま後ろにさがります。
駐車完了!!ペーパードライバーの駐車や車庫入れはもう怖くない!これからは練習のみですね!

失敗を恐れずに練習しよう
バック駐車は、最初からうまくいかなくても大丈夫。練習を重ねるほど、コツが掴めてスムーズにできるようになります。以下のポイントを意識しながら、焦らずに練習を進めてみましょう
- 最初から完璧を目指さず、少しずつ慣れることが大切
- バック駐車が苦手な人は、できるだけ広い駐車場で練習する
- 何度もハンドルを切り返して調整してOK
- 周囲の状況を確認しながら、安全第一で練習する
- 落ち着いて操作するために、スピードをゆっくりにする
バック駐車は、コツを掴めば必ずできるようになります。ペーパードライバーだからといって苦手意識を持たず、少しずつ練習を重ねていけば自信もついてきます。最初はうまくいかなくても、諦めずに続けることが大切
自分のペースで練習を重ねて、バック駐車を克服しましょう
縦列駐車の基本とコツ
縦列駐車は、道幅が狭く、交通量の多い場所で必要になる駐車方法。
ペーパードライバーにとっては難しく感じることが多いですが、正しい手順を踏めばスムーズに駐車できます。
縦列駐車を成功させるための手順とコツを詳しく解説していきます
1. 前の車と平行に停車する

縦列駐車をする際は、まず駐車スペースの前の車と平行に停めます。このとき、サイドミラーが前の車のサイドミラーと並ぶ位置にすると、スムーズに駐車しやすくなります
縦列駐車をするためには、車の1.5倍程度のスペースが必要になります。慣れないうちは、さらに長めのスペースを探して駐車するようにしましょう。駐車スペースが狭すぎると、何度も切り返しが必要になり、焦ってしまうことがあるため、できるだけ余裕のあるスペースを選ぶのがポイントです
2. ハンドルをいっぱいに切ってバックする

停車したら、ハンドルを駐車スペース側にいっぱいに切り、ゆっくりとバックしていきます。このとき、サイドミラーや目視で後方の安全をしっかり確認しながら進めましょう
バックをしながら、駐車スペースの後方にある車がサイドミラーに映るタイミングでいったん停車します。この位置をしっかり守ることで、スムーズに次の動作へ移れます
3. ハンドルを戻してさらにバック

駐車スペースに車の後部が入ったら、ハンドルをまっすぐに戻してバックを続けます。駐車枠内にほぼ収まったら、ハンドルを逆に切り、車体をまっすぐに整えます
このとき、前の車との距離に注意しながら、慎重に操作することが大切です。もしもぶつかりそうになったら、慌てずに一度前進して切り返しを行い、再度バックを行いましょう
4. 車体をまっすぐにする

駐車スペースに対して車が平行になったことを確認し、前進と後退を繰り返して位置を調整します。最終的に車が駐車スペースの中央にくるように停めることで、安全に駐車が完了します
まとめ
バック駐車や縦列駐車は、最初は難しく感じるかもしれませんが、手順をしっかり覚え、焦らず練習すれば確実にできるようになります。特にペーパードライバーの人は、最初のうちは何度もやり直すことを前提にして、焦らず落ち着いて取り組むことが大切です
バック駐車も縦列駐車も、少しずつ慣れていくことで確実にスムーズにできるようになるので、焦らず安全第一で練習していきましょう
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駐車・車庫入れの
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何より練習が大事です!練習は自分だけでもできるかもしれませんが、 自信のない状態で運転練習するなんて怖いですよね?
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